テニス備忘録 Come Back Ernests Gulbis next year to Japan! I write about Gulbis's Japan Open Report in English. テニス観戦大好き、テニスやるのも大好き。子供も一緒にテニス。アーネスト・グルビス、ジョコビッチ、ヤンコビッチのファンです。

グラミー賞の再放送を見ていたら、M.I.Aというミュージシャンが、大きなおなかで歌っていた。出産予定日だったらしい。

そしたら、なぜか忘れていた不思議な記憶がよみがえった。

妊娠して、まだ職場でも気付かれていなかったある日。
会社から駅への帰宅途中で、おじいさんと会話した。
なぜそのおじいさんと会話することになったのか覚えていない。おそらく、道を聞かれたのかと思う。そして、行き途中だから案内しますとか、私は言ったんだろう。

一緒に歩いていると、唐突に、
「妊娠しているね？」と言われた。
なぜわかったんだろうとおどろいたけど、
産婦人科をリタイヤした医師かな？みたいに思って正直に
「はい」と答えた。
（においでも、でていたのかしら、、、？それとも顔色？？）

正確なセリフは覚えてないが、最近の妊婦は大事にしろっていわれすぎている。妊娠は病気じゃないから普通にしろ。大事にすると難産する。

みたいなことを言われた。そして、そのまま分かれてしまった。なぜ妊婦とわかったのか、聞けばよかった。
私は、自分の考えが認められたと感じてすごく嬉しかった。というのも、

テニスを初めて2年目。なんちゃってスピンを覚え燃えに燃えてたときだった。
妊娠したとわかった時、本屋で何冊も本を立ち読みした。
「テニスしても良い」と書いてある本を求めて。
6冊ほど読んで、1冊だけ、テニスの挿絵が書いてあって、「安定期は普段どおりの生活をしてよい」みたいに書いてあって、
「テニスをしても大丈夫！！」
と、思い込もうとしていた。その矢先のおじいさんとの出会い。
もう、あなた、仙人でしょう！？って思った。

妊娠を知ると、回りはテニスどころかコーヒーさえ飲むなというくらい。
ストレスになる方が体に悪い。妊婦でもやりたいと思ったことをやろう。と、決心。

先に妊娠していた友人には、自分がやりたくてやっても、何かあったら一緒にやっていた人が嫌な思いするんだよ、と言われた。

でも、私は言うことを聞かず、安定期じゃない時は、ボレーボレー、安定期になったらストロークもした。（もちろん、軽く）

そして、その友人は、「出産予定日を過ぎても気配がなく、2週間たって、階段の上り下りをして、それでも駄目で、とうとう陣痛促進剤を使ったが、それでも駄目で引っ張り出された」という話を聞いて、私は正しかった！！！と、思ったのだが、、、

9ヶ月半で、産前休暇をもらった。あと6週間で予定日だ。
通勤の歩きがなくなるから、運動不足に気をつけないと、、

と、思った私がした行動は
いつも掃除なんかしないのに、雑巾で床拭き
買い物は隣の駅まで歩いて隣駅のスーパーに
と、普段でもやらない運動量を毎日こなした。
（今は、だいぶ丸くなったけども、若いころはとにかく極端な性格だった）

すると、、

たしか1週間もたたず、陣痛が来てしまった！！！

緊急に入院し、陣痛を止める点滴をずっとうち続ける毎日。。
でも、あえなく破水。
37週まで頑張りましょうって言われたけど、36週で産まれちゃった。

私の母も、姉を早産していたらしい。
体質ってあるんだって。
早産体質と、生まれにくい体質。
友人は、生まれにくいのに、大事にしすぎて失敗。
私は、早産体質なのに、動きすぎて失敗。

お金の面では友人の勝ち。
だって、産前休暇のお給料が8週間ももらえたんだもの。
私は2週間だけ。

この早産のせいか体が弱かった長男も、今はすっかり丈夫になってよかった。